ペットを飼ったことがない人はペット可のマンションに入居しない方が良いですよ

      2017/07/25

この記事は、マンションやアパートなどの共同住宅(集合住宅)を探しをしている真っ最中で、人生で今までペットを飼った経験がない方へ、
ペットを飼った経験のない人がペット可のマンションに住むと、余計なストレスを抱えることになりますよ
という警鐘を鳴らす内容となっております。


ある統計によれば、3世帯に1世帯がペットを飼っているとのことです。
犬が約991万7千匹、猫が約987万4千匹飼育されているという推計も出ています。

これほどの世帯がペットを飼っている昨今、ペットの飼育が可能であり、またそれをその物件のアピールポイントにする不動産物件が増加しています。
将来的にはペット不可の物件を探すことは難しくなってしまうかも知れませんが、今ならまだ賃貸・分譲とも、ペット不可の集合住宅も少なくありません。

価格や立地などは同じ様な条件だけれど、片方はペット可で、もう一方はペット不可の場合があるということです。
その様な場合、ペットを飼っている方は当然ペット可の物件を選ぶでしょうが、ペットを飼った経験がなく、飼う予定もない方は、ペットの可否という項目を決して軽視せずに、物件選びの一つの指標にすることを強くおすすめします。

というのも、ペットを飼った経験のない方は、よその家のペットが引き起こす迷惑行為からストレスを受けやすいと考えられるからです。
例えば、子育てをしたことがない人は、子育てを経験した人と比較すれば、赤ちゃんの大きな泣き声にイラっとしてしまうことが多いように、どうしても経験者とそうでない人では寛容度に差があります。
これはその人の心が狭いかどうかということに関わらず、生物の本質としてそうなのです。
怒りでも悲しみでも絶望でも喜びでも、経験したことには耐性が付くのです。

ある調査では、「よそのペットから迷惑を受けたことがあるか」という問いに、4割の人が「ある」と答えています
迷惑の内容としては、「共用部への糞尿の放置」「鳴き声」「子供や自分が噛まれた」「死体を遺棄された」などが挙げられていました。

こういった迷惑に対して、ペットを飼っていないし飼った経験もない人が全くストレスを感じずにいられるでしょうか?
仕事で疲れて帰ってきた時に、廊下に猫のおしっこが散らばっていたらどう感じるでしょうか?
夜勤で寝不足の時に、すぐ近くの部屋で犬が吠え続けていても我慢できるでしょうか?

何でもない時には大して何も思わないかもしれませんが、心や体の状態が悪い時には、「勘弁してくれ!」と思ってしまう方がほとんどだと思います。
家を買う・借りるということは、当然その部屋で長い時間を過ごすことになるということです。
その長い時間の中には、必ず心身のバランスが崩れてしまう時もある事でしょう。

ペットの可否という項目を考慮したうえで、他に優先順位の高い項目があるのであれば別ですが、ペットに関する規約を確認せずに物件を選んでしまうことは、後悔を招く一因となってしまいます。

特に自分が動物が苦手だと自覚している人は、少なくとも、ペットを飼うことができるということを売りにして、積極的に宣伝しているマンションには入居しない方が精神衛生上良いでしょう。

日本全体の人口は減少しているにもかかわらず、マンションなどの集合住宅は増え続けています。
よほど強いこだわりがない限り、同じような条件でペット不可の不動産物件があるはずです。
物件を決める前に、是非一度ペットに関する規約はどうなっているのか、自分がペットを飼っていなくても、他人のペットから受けるストレスを我慢できるのか、真剣に考えてみてください。

皆さんの物件選びが素晴らしいものになることを心から願っています。